株式会社テクノスマート

塗工乾燥装置の製造専門メーカー

RECRUIT採用情報

プロジェクトストーリー
~大型プロジェクト参加メンバーの談話~

最新の塗工・乾燥装置で先端技術に貢献

当社では、高機能な塗工機・乾燥機など各種製品をはじめ、これらを駆使したコーティング・フローティング技術を幅広くご提供しています。
各製品は、すべてオーダーメイドとなり、装置の設計・製造、装置の組み立て・据付・試運転とすべてに対応しています。装置の設計から完成まで、1から職人技で作り上げるものづくりの魅力に溢れた装置メーカーです。

営業担当として

私は、営業部門に所属しています。営業はお客様との窓口となるだけでなく、当社の様々な部署とお客様を繋ぐ役割を担っています。
ここでご紹介するのは、当社にとって大規模なプロジェクトの一つです。お客様より引合いをいただいてから、見積書の提出、契約締結、装置の設計・製作、納入調整が完了するまで2年半を要する当社にとって一大プロジェクトです。

営業部門としては、まずこのプロジェクトのお話しをいただくまでが大変でした。大規模プロジェクトとなりますと、当社以外にも同業の機械メーカーが何社かありますが、引合いをいただくためには、普段からお客様と相当の信頼関係を構築できていないとそもそもお話しはいただけなかったと思います。お客様においても、当社の企画力、技術力、製造力、調整力、対応力など全ての面において、確認されたものと思います。そういう意味で、このプロジェクトのお話しをいただくまで、紆余曲折は多少あったかもしれませんが、二十数年間にわたりお客様と信頼関係を築いてこられたことが、ご発注いただけた要因だったと考えています。

このプロジェクトの終盤には、お客様をはじめ関係した方々の名刺が膨大な枚数となっていました。2年半の間、お客様、メーカーという立場を越えて、同じプロジェクトを完成するための共同体のような感覚を味わえたことは貴重な経験となりました。非常にやり甲斐もあり、また終わった後には経験したことのない達成感もあり、わたくしにとって非常に感慨深いプロジェクトでした。

営業部
部長

企画設計担当として

私は、技術統括部で設計企画を担当しています。設計企画は、引合いをいただいたお客様と打合せを行い、下調べから始め、図面・仕様書をゼロから作成するのが仕事です。このプロジェクトの引合いをいただいた時点で高額で高難度な装置であることが一瞬で分かったため、担当が決まった時はやりがいに溢れたことが思い出されます。

引合いは数多くありますが、このプロジェクトは装置点数が膨大で、技術検討・資料作成ともに膨大なものになることが容易に想定できました。資料数を通常設備とこのプロジェクトで比較すると仕様書は35ページに対して60ページ、下調べ項目は40項目(25ページ)に対して100項目(120ページ)と膨大なものでした。これを、引合いから受注までの3か月間で提出・修正を7回繰り返しました。

工夫した点は、膨大な下調べ項目、仕様書を修正するにあたり、製作者本人だけでなくお客様や他部署のメンバーがすぐに修正箇所が理解できるような書類作成を心掛けたことです。打合わせ後、修正提出期間を短縮するため、表計算ソフトを駆使し作業効率を高め対応しました。

大規模プロジェクトであるため、事前に実設計担当者とレイアウト・仕様の協議、製造担当者とは据付方法など綿密な調整を行い、受注が決まれば、関係部署の作業がスムーズにスタートできるよう営業担当者と一緒になって調整しました。

お客様が要望された資料の提出期限は必ず守ることを徹底するため、企画設計担当者が一丸となって取り組みました。企画設計部門の不手際で失注があってはならないと肝に銘じて、資料作成やお客様との対応は細心の注意を払いました。無事に受注できたときの喜びが今も心に残るとても楽しい仕事となりました。

企画設計課
統括課長

機械設計の取りまとめ役として

この大型プロジェクトの一員に任命され、様々な体験をすることができました。このプロジェクトが開始されてから完了するまで2年以上の歳月を要したことが、当社にとって如何に大型の設備だったのかを物語っています。私にとっても様々な意味で自分の技術や対人関係構築のスキルが向上したと実感しています。

まず、私は機械設計のまとめ役を担うポジションとして、キックオフミーティングから最終試運転動作チェックまで参加しました。実施設計作業は直接行っていませんが、その管理者として関与しました。このプロジェクトの打合せには数社が集まり仕様を固めていきましたが、スケールが大きく仕様の難度も高いため、一つの仕様を決める際にも様々な意見が飛び交い、中々決まらず大きな山場も多々ありました。何度も打合せを行い、少しずつ先に進むといった感じでお互い納得できるまで話し合いました。次第に、関係者の方々と会社の枠を超えた意見交換もできるようになりました。プロジェクトの技術的な面では何でも話し合いができるようになり、また、様々なアイディアの提案もあり、時にはお叱りを受けることもありましたが非常に勉強になりました。

最終の試運転調整は大型設備にも関わらず非常にスムーズに進行し完了できました。契約納期はメンバー全員の努力もあり、守ることができました。最終打合せには、数十人が参加する大規模なもので、検収が上がった瞬間は記念撮影をするなど私の今までの経験・常識としていたことがここでも覆る感じでした。(普段は試運転完了書にサインをいただいて終了で記念撮影等などありません。)

また、お客様の笑顔が忘れられないくらい良いものでした。きっと、2年以上一緒に苦楽を共に一つの目標に向かっていたからだと思いす。受注生産を行う当社の醍醐味の一つだとも思います。

最後は無事終了ということでお客様から会食に誘われて、お互いの健闘と感謝を伝える場を設けていただき、とても良い思い出となりました。

機械技術部
次長

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