機械装置の設計者として
私はこのプロジェクトに機械設計のメイン担当としてかかわりました。このプロジェクトの装置は、これまでの経験値では計り知れない大規模な製造ラインであり、メイン担当として勤めていけるのかかなり不安がありました。
メイン担当ということで不安がありましたが、当社内でプロジェクトチームが発足し、各パートに分かれて部署を超えて沢山のメンバーがこのプロジェクトにかかわり、常時機能するフォロー体制ができあがったので最終的には自信を持って設計することができました。
試運転については、通常の装置ですと技術者は2名程度で行いますが、このプロジェクトは、機械技術者5名、電気技術者4名が関与することとなりました。当社が請け負った装置として大規模なものであったことが想像していただけると思います。また、お客様のご協力もあり試運転を無事に終えることができました。
通常では味わえない経験として、現地に試運転調整で出張していた際、お客様の忘年会に関係者全員参加させていただいたことが印象に残っています。お客様の会社の忘年会ですので参加人数は500人程度だったと思います。普段はお客様のそのような会に出席することはありませんので素晴らしい機会をいただいたと思います。
苦労した点ですが、大型装置となると、携わる人の数が非常多いため、まとめていくことに苦心しました。
今回のこの仕事は特別なことが多く、お客様をはじめ当社その他の関係者全員が協力して達成できた仕事だと思います。初めは不安ばかりでしたが終わってみると良いものでした。
機械技術部
チーフリーダー