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2024.12.26 2025年3月期(第91期) 中間決算説明動画
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2024年11月20日に開催した、証券会社様・アナリスト様向け2025年3月期(第91期)中間決算説明会の動画になります。
また、決算説明会での質疑応答より、抜粋したものを下記に記載します。
中間決算説明会 質疑応答から抜粋
Q. 二次電池市場の回復時期はいつ頃を想定していますか?
A. 明確な時期は見通せないところではありますが、1~2年の予想です。
Q. お客様からすでに受注済みの案件に対して、納期の遅延要請は多いですか?
A. そういう動きもございます。個別のお客様ごとに内容を協議させていただき、一部では逆に前倒しの依頼もあり、お客様のご希望に添えるように生産体制を整えて対応しています。
Q. 生産キャパシティが一杯で協力会社も使って対応していると思いますが、タイトな生産スケジュールの中で遅延要請が入ってくると、生産側としては困ってしまいませんか?
A. スケジュールが変更になると現場では対応に苦慮しますが、お客様と最適解を協議したうえで対応するようにしています。
Q. 納期の調整は現場レベルで対応できており、売上や利益への悪影響はあまり出ていないという理解でよろしいでしょうか?
A. 先延ばしにされることで、製作そのものが止まるわけではないですが、ペースは落ちるので当初見込んでいた進捗率が得られなくなるというリスクはございます。これが売上利益に影響はしてくることもあると思っています。
Q. エネルギー分野で、全固体電池、ペロブスカイト太陽電池など新しい技術の動きもあると思いますが、御社から見てお客様側からの開発意欲や、研究開発用のものがすでに入っているなど何か動きはでていますか?
A. 全固体電池やペロブスカイト太陽電池はまだまだ生産プロセスが確立されていないと考えています。お客様からいただくこれらの案件につきましては、開発機に位置付くものを何点か受注しており、新しい試みはやっていきたいと思っています。
Q. 上期の受注高は低調な水準だったが、下期・来期の受注についてどれぐらいの水準まで回復を見込んでいますか?
A. 現在ディスプレイや機能性フィルムなどの多数の案件や、多少先延ばし感はありますが電池の案件、中には大型案件もあるのでこれらを大事にケアしながら受注につなげていくことで下期の受注の受注高を確保したいと考えています。他社との競合、お客様との価格交渉や納期の調整等もありますが、上期以上の受注を目指しています。
Q. 来年度から寄与すると見込んでいたディスプレイの超大型案件が今年度から寄与しそうだという話がありましたが、この案件について収益性はどのように考えれば良いでしょうか?
A. 超大型案件については、一部が今期には入ってくると想定していましたが、製作が順調に進むことで期末においてはそれなりに影響が大きくなってくるという見立てです。受注額が大きいため、利益に対しても貢献できるよう期待しております。
Q. 質疑応答の中で受注済みの案件の中に一部前倒しの要請があると言っていたが、それはどういった用途のものでしょうか?
A. ディスプレイ関係で受注時の納期よりも前倒しでの納入依頼のものが何点かございます。
Q. 上期の受注は58億円で、前期はディスプレイの大型案件別として、半年前の想定に比べてどのような手ごたえでしたか?また、機能性フィルムが堅調な印象があり、どのような内容かも教えてください。
A. 上期の受注額58億は当社としても不満足な結果であり、それを挽回すべく下期は各種案件に取り組んでいきたいと考えています。上期では機能性フィルムを多く受注しており、MLCCの生産に用いるフィルムの受注額が大きなウエイトを占めています。
Q. 電池について、御社の受注済みの案件でアメリカのIRA補助金に関連したようなものはありますか?大統領選の結果が決まって補助金が縮小されるのではという報道があるので、そうなった場合の延期がなくなるリスクがあるかも教えてください。
A. IRA補助金を期待して北米に進出を検討されるお客様もいらっしゃいます。選挙の結果を見てから判断するということではありましたが、あくまで見積り段階の案件であり受注済みのものがそういったことになっているわけではありません。IRA以外も含めてEVが減速しているために先延ばしにしてるという話はお聞きしています。
Q. 売上は前年比で落ちていますが販管費は増えています。要因について教えてください。 半期報告書を見ると販売手数料が8,000万円ほど増えていて、売上が3Qから2Qに前倒しになった影響で販売手数料も下期から上期に前倒しになったのでしょうか?
A. 販売手数料は前期の第二四半期と比べると約2倍になっていますが、販売手数料については売掛金の入金が完了した時点で販管費に計上する会計処理を行っているので、上期に入金が多くなったことが要因です。入金のタイミングによって、費用が発生するということになります。 人件費は賃金改善も行っているので若干増えており、旅費交通費は海外の出張が増えているため増えています。これらが販管費を押し上げている要因になっています。