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2025.5.30 2025年3月期(第91期) 決算説明動画
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2025年5月27日に開催した、証券会社様・アナリスト様向け2025年3月期(第91期)中間決算説明会の動画になります。
また、決算説明会での質疑応答より、抜粋したものを下記に記載します。
決算説明会 質疑応答から抜粋
Q. 前期(2025年3月期)の実績が想定より良かった背景や、セグメント別の収益性について教えて下さい。
A.高利益率の要因の1つには、ディスプレイ関係の利益率が大きく改善できたことが挙げられます。原価低減施策を通じて、結果として非常に良い粗利率となりました。
Q. ディスプレイの大口案件の売り上げ寄与は今期(2026年3月期)にも継続見込みですか。また、前期と今期の売上の中身で入れ替わりはありますか。
A. 2024年3月期に受注したディスプレイの超大型案件は、前期で約半分を売り上げて、今期で残り半分を売り上げるイメージで想定しています。売上も利益も引っ張っていく案件なので、今期もディスプレイ部品関連が売上のトップを占めると予想しています。
Q. 前期の、特に下期の売上の水準がかなり高く、外注の力も借りながら生産キャパシティを大きく伸ばしているように思います。今の売上で見たキャパシティはどれくらいが限界なのか教えてください。
A. 特に4Qが最も売り上げを伸ばしました。我々にとって、例のない規模の仕事量であり、様々な施策を取って対応しましたが、同じことを継続できるかと問われると難しいところはあります。ただ、これを達成できたことは一つの実績なので、大変ではありますが、継続できれば良いと思っています。
Q. これを受けて、自社の能力を増やす予定はありますか。
A. 自社のキャパシティを整備しないといけないと認識してはいますが、一朝一夕にはできないので、アウトソーシングの協力は不可欠です。ただ、加工機械等の更新や新設を進めているので、自社の生産能力改善には引き続き努めていきたいと思っています。
Q. 中計に記載のあったキャピタルアロケーションを超える設備投資は考えていますか。
A. 必要であれば検討しますが、今のところはございません。
Q. 全固体とペロブスカイトという単語を挙げていましたが、特にペロブスカイトについてはどのような手ごたえがありますか。受注に繋がる動きが出ていれば、差支えない範囲でご紹介いただけませんか。
A.具体的な受注状況をお話することはできませんが、昨今のエネルギー環境を考えると、ペロブスカイト太陽電池については今後間違いなく伸びてくると思っています。そこには当然塗工プロセスが関与してくるので、最も注視すべき商材だと認識しており、それに関わる案件については、積極的に受注に向けて活動していきたいと思っています。
Q. テクニカル・シナジーセンターは既に活用が始まっているのですか。
A. はい。お客様をお招きしてのテストも随時しておりますし、今後もっと活用していただければと思っています。
Q. ペロブスカイトに関して市場に向けてのアピールが少ないように思います。今後案件があった場合は、リリースを出していただけますか。
A. ペロブスカイトであれば、塗って乾かして巻き取るという工程は同じですが、それぞれ特殊な仕様やモノがあります。我々はあくまで塗工設備メーカーであって、太陽電池メーカーではないので、その辺のノウハウは持っていません。したがって、我々がペロブスカイトに関する技術情報をアピールするとすれば、それはお客様の情報ということになってしまうので、もちろん我々も日々勉強してはいますが、我々から最終製品に関するPRをすることは無いと思っていただいた方が良いと思います。
Q. 利益に対して為替変動の影響はどのくらいありますか。
A. 基本的に海外のお客様とは円建てで取引しているので、そういう意味では直接の影響は受けません。ただ、海外から調達している部材については、為替の影響を受けますが、全体から見ると軽微であると認識しています。